ぐんま絹遺産

“シルクカントリー”群馬の誇る遺産

Slider

織都として国内のみならず世界に名を馳せた桐生。しかし、絹産業は「養蚕」「製糸」「製織」の三業を合わせた非常に大きな裾野を持つ産業なのです。それらに関連する県内の建造物や施設、芸能などをネットワーク化することで地域振興・観光・文化的事業などに役立てるため、群馬県によって登録されたものが「ぐんま絹遺産」です。奈良時代から絹織物を産出していた桐生には、たくさんの絹遺産があります。

赤城型民家あかぎがたみんか

赤城山山麓に多く見られる茅葺き屋根の前面中央を切り上げた建築様式で、屋根裏を養蚕に利用するために光と風を取り入れやすい構造になっています。

桐生市新里町鶴ヶ谷460-1 ぐんま昆虫の森構内
0277-74-6441(ぐんま昆虫の森)

MAP 地図

MAEHARA20th

MAEHARA20thは、旧合名会社飯塚織物工場跡を活用したクラシックカーの博物館です。飯塚織物工場は機械設備が充実した個人経営工場の先駆けで、輸出向けの高級織物を生産していました。

桐生市広沢町6-850-5
0277-46-1111
お問い合せください
500円
北関東自動車道 太田・桐生I.C.より車で15分

MAP 地図

日本織物株式会社発電所跡及び煉瓦積遺構

日本織物株式会社が明治22年に運転を始めた水力発電施設跡で、現在残っているのは大正期のもの。工場や宿舎だけでなく、桐生市(当時は町)内の電灯にも利用されました。

桐生市織姫町6-1
0277-46-1111
桐生駅より徒歩15分

MAP 地図

旧模範工場桐生撚糸合資会社事務所棟(絹撚記念館)

大正6年に建築された撚糸工場事務所棟で、県内最古の洋風石造建造物です。かつては敷地内にのこぎり屋根工場が並び建ち、糸の「撚り掛」を機械化した、全国6カ所の「模範工場」の一つでした。現在は桐生市の郷土資料を展示しています。

桐生市巴町2-1832-13
0277-44-2399
9:00〜17:00
大人150円 こども50円
桐生駅より徒歩で4分

MAP 地図

旧堀祐織物工場

堀祐織物工場は、緯糸に人造絹糸、縦糸に絹を使用し独特のリボン織の開発に成功しました。現存する石造ののこぎり屋根工場は、外壁を大谷石、内部を漆喰塗で仕上げられています。現在は、美容室として利用されています。

桐生市巴町1-1126
0277-46-1111
桐生駅から徒歩5分

MAP 地図

金善ビル

桐生市内で大規模な織物工場を創業していた金善織物会社が大正10年ごろに建てたビルで、事務所として使用されていました。地上4階、地下1階建てで、県内でも初期の鉄筋コンクリート造りの建物であり、当時の桐生新町のシンボルの一つでした。

桐生市本町五丁目345
0277-46-1111
桐生駅より徒歩10分

MAP 地図

後藤織物

現存する木造ののこぎり屋根工場のほか糸蔵、織物倉庫などは、織物生産のシステムをそのまま現しており、予約すれば見学も可能です。

桐生市東一丁目11-35
0277-45-2406
見学は要予約
桐生駅より徒歩15分

MAP 地図

森秀織物

木造鉄板葺きの3連ののこぎり屋根工場は、現在も稼働している工場です。高級織物であるお召しの技術を活かし、文楽人形の衣装や歌舞伎の装束などを織るなど、桐生織物の伝統的技術の復元とその継承に努めています。

桐生市東四丁目2-24
0277-45-3111
桐生駅より徒歩15分

MAP 地図

旧曽我織物工場

大正11年(1922年)に建築された大谷石造り5連ののこぎり屋根工場には、屋根に換気塔が立ち、壁には丸型の換気窓が設けられています。重伝建地区内で見られるのこぎり屋根工場では代表的なものです。

桐生市本町一丁目7-15
0277-46-1111
桐生駅から徒歩20分

MAP 地図

桐生新町重要伝統的建造物群保存地区

天正19年(1591年)から桐生新町が形成されて以来、この地区は織物の中心地として桐生の経済発展を支えてきました。桐生の織物業は大正期から昭和初期に最盛期を迎え、当時の桐生新町の町並みには買継商や糸商、呉服商、染物業など織物業の店舗などが立ち並びました。

桐生市本町一丁目二丁目の全域並びに天神町一丁目の一部
0277-46-1111
桐生駅から徒歩20分

MAP 地図

県繊維工業試験場

明治38年染色業の技術改良のために前身が設立され、のちに桐生と伊勢崎の試験場が統合されて現在の繊維工業試験場となりました。製織・染色・加工の研究のほか、遺伝子組み換えカイコ絹糸研究も行っています。

桐生市相生町五丁目46-1
0277-52-9950
お問い合せください
相老駅より徒歩10分

MAP 地図

旧青木家住宅

旧青木家住宅は、明治初期にエンジンやボイラーなどを備えた近代的な工場をもった「成愛社」の発祥の地です。

桐生市梅田町一丁目802
0277-46-1111
桐生駅より車で25分

MAP 地図

桐生織物記念館

昭和9年(1934年)に桐生織物向上のため設立された桐生織物同業組合の事務所として建てられました。スクラッチタイル貼りに青緑色の洋風瓦、ステンドグラスを用いた洋風な外観となっています。現在は「桐生織物記念館」として一般公開されています。

桐生市永楽町6-6
0277-43-7272
桐生駅から徒歩5分

MAP 地図

織物参考館“紫”

織物参考館“紫”は、森秀織物の旧釜場、旧整経場、旧のこぎり屋根工場などを利用した体験型博物館です。館内では、染色や手織の体験や織物の歴史の学習、古織機などを見学することができます。

桐生市東四丁目2-24
0277-45-3111
桐生駅から徒歩15分

MAP 地図

無鄰館

もとは「北川織物工場」といい、現在は「無鄰館」として建築設計事務所のほか、彫刻家、画家たちの創作工房として利用されています。現存するのこぎり屋根工場は、大正5年(1916年)に建築され、昭和35年頃まで操業していました。

桐生市本町一丁目5-5
0277-44-0277
桐生駅から徒歩20分

MAP 地図

金谷レース工業株式会社

明治時代初頭に創業された織物工場で、工場は大正8年12月完成し、当初は6連ののこぎり屋根でした。市内に唯一現存するレンガ造りののこぎり屋根工場で、現在は「ベーカリーカフェ レンガ」として活用されています。

桐生市東久方町一丁目1-55
0277-46-1111
桐生駅から徒歩25分

MAP 地図

白瀧神社

京都から織物技術を伝えたという「白瀧姫」など、伝説の織物の神をまつる神社です。境内には耳をあてると機音が聞こえたという「降臨石」と呼ばれる大岩や、樹齢300年以上といわれるケヤキがあり、神秘的な雰囲気がただよっています。

桐生市川内町五丁目3288
0277-46-1111
桐生駅から車で15分

MAP 地図

彦部家住宅

彦部家住宅は関東地方でも最古級の民家建物として有名ですが、この主屋の北側は江戸時代より染色工場として使用されていました。さらに、明治から大正にかけてはのこぎり屋根工場や寄宿舎、医務所を造築し、近代的な織物工場になりました。

桐生市広沢町六丁目877
0277-52-6596
北関東自動車道太田桐生I.C.から車で15分

MAP 地図